IT・通信関連, ディスプレイ, デジタルサイネージ

IT業界におけるストレージの歴史と現状

IT用語のストレージとは、日本語で、補助記憶装置、外部記憶装置、二次記憶装置などと呼ばれます。いずれも、主記憶装置の主に対する、補助・外部・二次という意味になります。すなわち、コンピュータの頭脳であるCPU(CentralProcessingUnit)は、主記憶装置のメモリーからデータをもらって処理をするわけですが、全部のデータをメモリー上に置けないため、ストレージ上にデータを格納しておき、そこから必要な時にデータをメモリー上に転送するという、二段階の処理を行っています。ですから、ストレージの容量が足りないと、処理速度が遅くなったり、ハングアップしたりということが発生します。

そういう意味で、非常に重要な装置です。その媒体としては、旧くはパンチ・カード、紙テープなどが使われ、その後、磁気テープ、磁気ドラムとなり、やがて主流の磁気ディスクが普及するようになりました。パンチ・カードや紙テープ、磁気テープは、最初の部分から順番に読み込んで処理をしなければならないので、シーケンシャル・アクセス方式と呼ばれ、磁気テドラムや磁気ディスクは、任意の場所から読み込んで処理ができるので、ランダム・アクセス方式と呼ばれます。また、データの書き込みと読み込み両方できるもの、データの読み込みのみできるものなど、読み込みと書き込み能力の違いによる分類方法もあります。

そして、最近は、NAS(NetworkAttachedStorage)、あるいは、SAN(StorageAreaNetwork)と呼ばれる、ネットワークに直接つけるタイプのストレージも出ています。

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