デジタルサイネージを利用することは、今までの看板とか掲示板、ポスターなどに代わるものという意味合いももちろんありますが、それでは達成できなかった新しい可能性を開くという意味合いもあり、どちらかというと後者により強い魅力を感じて導入を検討する人が多いようです。例えばデジタルサイネージでは動画を扱うことができます。設置場所を考慮に入れる必要はありますが、場合によって音声、BGMを入れることも可能です。いずれも、今までの看板などでは達成不可能であったことであり、デジタルサイネージならではの訴求力があることになります。
同じコンテンツを複数のディスプレイで流すことも訳なくできますし、ちょっとした修正を入れるのも簡単です。あるいは、今のディスプレイにはタッチパネル式のものもあることにすぐ気づくかもしれません。スマートホンやタブレットでは当然のようになっていますし、パソコンのディスプレイでも最近ではタッチパネル式が採用されているものが多いですが、これはデジタルサイネージでも活用することができます。つまり、それを見る人がただ見て終わりなのではなく、ディスプレイのタッチパネルを操作し、双方向にコミュニケーションが可能になるということです。
これは別に夢物語でも何でもなく、例えばレストランなどではメニューをこの方式でデジタル化した上で、タッチパネルによってお客さん自身に注文してもらう形式を取っているところは既にいくらでもあります。